丸目一灯の車両が販売されない理由

バイクガイドな日々

バイクの事、通販のことなど

なぜ丸目の新車バイクは発売されないのか?

 

今や日本を代表するバイク スーパーカブでさえ、

丸目を捨て角目を採用しています。

 

丸目、角目がなんだといえば、ヘッドライトの話。

 

一昔前の国産のバイクはみんな丸いヘッドライトを

採用していました。

 

SR400、CB400SFなど、今だに丸いヘッドライトを

採用している車両はありますが、

 

各メーカーが新しく出してくる新しい車両のヘッドライトは

どれも丸目を採用していません。

 

世界的に見ても、丸いヘッドライトを採用しているバイクは

減少傾向にあり、独特な形状のヘッドライトを採用し始めています。

 

各メーカーが個性的なヘッドライトを採用しするのは

個人的には悪くは思いませんが、伝統的な丸いヘッドライトが

減ってきてしまっているのは寂しく思います。

 

実際にお客様と話しているときに、

 

「最近のバイクはみんな変な形のヘッドライトを

採用していて買う気にならないんだよね」

 

「バイクはさーやっぱり丸目一灯のヘッドライトじゃないと」

 

「毎年モーターショー行ってたんだけど、最近のバイクは

変なヘッドライトを採用しているから新車は買う気にならない」

 

といった意見を聞くことが多数あります。

 

主に30代後半~50代ぐらいの方とお話している時に

こういった意見を聞くことが多いのですが、

 

前述したように一昔前のバイクは、丸いヘッドライトを

採用している事がおおかった為、違和感を感じる方が

多いのでしょう。

 

丸いヘッドライトを採用したバイクを求めるユーザーの需要は

少なくないと思います。

2010年にホンダが発売したノスタルジックな雰囲気で

丸いヘッドライトを採用したCB1100は販売数を伸ばしました。

 

では、なぜ各メーカーは丸いヘッドライトを採用した

新車のバイクを発売しないのか?

 

先日、ホンダの広報担当者と話をしていた時に

なぜ新しいスーパーカブは丸いヘッドライトを採用

しなかったのか?という話になりました。

 

歴代スーパーカブは丸いヘッドライトを採用し

スーパーカブカスタムなど、一部派生車種にのみ

角型など、形状の違うヘッドライトを採用していました。

 

しかし、ダントツ人気だったのは、丸いヘッドライトを

採用したスーパーカブでした。

 

こういった事情から、私にはカブのヘッドライトを

丸いヘッドライトにしない理由がわからなかったのです。

担当者さんからの返答は私が想像しないものでした。

 

「海外に販売した時に丸目は受けないから」

 

なるほど、確かにスーパーカブは日本だけで無く

他の国でも販売されています。

 

スーパーカブだけでなく、国内で販売しているモデルの多くは

海外でも販売されているグローバルモデルとなっています。

 

その為、各メーカーは国内だけでなく、海外の販売も

見越した形で戦略を立てています。

 

丸いヘッドライトデザインが受け入れられない

海外の事を考えると、採用できない。これがメーカーの本音でしょう。

スーパーカブが愛され続けている理由

立体商標登録

立体商標登録

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホンダのスーパーカブが立体商標登録認証を受けた。

これは乗り物としては始めての認可だという。

 

はて、、、立体商標とはなんぞや?

と思ったのは私だけではないはずです。

 

では、立体商標とは何かというと、、、

立体的な形状からなる商標の事をいうようです。

 

商標とは誰が作っている商品なのかををはっきりさせる

為のロゴやマークの事を言います。

 

つまりスーパーカブは、ぱっと見ただけで

「あ、ホンダのカブだ。」とわかるデザインであることを

認定されたということになります。

 

新聞屋さんや、郵便屋さんなど、古くから商業者として

愛されてきたスーパーカブ。

 

似たようなバイクが無いか?と問われれば、

ヤマハのメイトやスズキのバーディーなど、無いわけでは

ありません。

 

しかし、どちらの車種も今や生産は終了しています。

 

それに比べてスーパーカブは1958年から50年以上

愛され続けています。

 

何故スーパーカブはこんなにも愛され続けているのでしょうか?

カブの魅力を紐解いてみましょう。

 

まずカブの魅力を語る上で、外すことが出来ないのが

驚異的な燃費性能です。

 

カタログスペック上でのカブの燃費は110km/L

つまりガソリン1リッターで110kmも走行することが出来るのです。

 

トヨタのプリウスの燃費が30.4km/Lですから

いかに驚異的な数字であるかわかるはずです。

 

次に遠心クラッチを採用していることも大きな特徴でしょう。

ギア付きのオートバイはハンドル左側についているレバーを

握ることでクラッチを切り、左足でシフトチェンジします。

 

しかし、昔の出前の配達は左手で荷物を抱えながら

走ることも多く、左手でクラッチを握れませんでした。

 

そこで採用されたのが遠心クラッチ。

細かい説明は省きますが、遠心クラッチを採用した

スーパーカブは左手のクラッチレバーがなく、

左足だけでシフトチェンジを行うことが出来ました。

 

つまり、出前の際に左手に荷物を持ちながら

ギアチェンジが出来るようになったのです。

 

今ではこのような光景は見なくなりましたが、

未だにスーパーカブは遠心クラッチを採用しています。

 

そして、スーパーカブを語る上で、絶対に外せないのが

エンジンの耐久性です。

 

スーパーカブのエンジンの耐久性には様々な都市伝説が存在します。

 

エンジンオイルの代わりにサラダオイルを入れても壊れない

エンジンオイルが入っていなくても壊れない

 

など、実際には一時的には上記の状態で走行することが出来ても

エンジンが焼きついてしまう可能性などがありますので、お勧めは

できませんが、カブのエンジンの耐久性の高さを感じさせるような

都市伝説ではあります。

 

実際に、業者間オークションで取引されるカブを見てみると

明らかにメーターが一周以上している車両も多数出品されています。

※スーパーカブのメーターは9万9999kmが上限なので、

一周すると10万km以上走行していることになります。

 

高度成長期のユーザーの需要に対して真摯に向き合って

答えた形がホンダ スーパーカブ。

 

自動車が空を飛ぶ時代になっても、スーパーカブは

スーパーカブのままでいてほしいものです。

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プロフィール

相京雅行

前職はウェブコンサルタント、その前の仕事は日本マクドナルドの社員という異色の経歴を持つオートバイパーツメーカー ワールドウォーク代表。東京の下町江戸川区という立地を生かした職人ネットワークを使った品物作りと、台湾・中国など海外での生産力を使った開発を続けている。現在は生活情報サイト オールアバウトにてバイクガイドを担当。バイクの魅力を伝える活動を続けている

Masayuki Aikyo

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